《私のビジネス日記帳》繊維産業のこれから 小倉織物代表取締役社長 小倉久英
2025/03/26
繊維工業は軽工業のため資本投入も比較的安価で、国家が工業化を進める上で参入がしやすく、発展していく過程で最初の産業の一つと言われる。日本では戦後復興に向けいち早く繊維工業が輸出を通じ外貨獲得に乗り出し、経済成長の...
「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
2025/03/26
繊維工業は軽工業のため資本投入も比較的安価で、国家が工業化を進める上で参入がしやすく、発展していく過程で最初の産業の一つと言われる。日本では戦後復興に向けいち早く繊維工業が輸出を通じ外貨獲得に乗り出し、経済成長の...
今春も、ファッションが好きという気持ちを持ち、それを職業として選んだ多くの新入社員が、この業界の門をたたくことと思います。春物の立ち上がりのこの時期は新入荷の商品に袖を通すたびに、毎シーズン、高揚感を感じます。幸...
横浜岡田屋がハワイで欧米トップブランドの店を展開していた頃、教えを受けたのがサンモトヤマの茂登山長市郎さんでした。戦後すぐ海外一流ブランドを日本に紹介した茂登山さんには銀座並木通りの店で海外ブランドビジネスのみな...
いま弊社が掲げているスローガンです。今年9月に創業70年を迎えますが、そこを第3創業、これからの30年の元年と位置付け、ベンチャー精神で志事(しごと)をしていこうという意識です。その気持ちになるために本社オフィス...
「はたらけどはたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざりぢっと手を見る」。有名な石川啄木の歌である。その所作のように手をじっと見てみるのだが、生命線が長いだけで、金運、恋愛運が全くたいしたことは無い、いや歳...
接客が怖かったミウラ&サンズですが、大学生になると先にアルバイトで働いていた友人に誘われ、私も働くようになりました。憧れが怖さに勝ったのです。毎日、入荷する商品を見たいがために、履修科目を午前中に固め、午後に授業...
大学4年を迎えた私は、家業を継ぐことを当然としつつ、他社での経験も重要と考えて大学の師である片岡一郎先生にご相談し、紹介していただいたのが伊勢丹の山中鏆さん(故人)でした。当時専務を務めていた山中さんから、2年を...
私が自社の経営指標で最重要視しているのは、売り上げ伸長率や利益率などの経営数値の指標でなく、各社員の「志事(しごと)のだいご味」という指標です。一人ひとりがどこに志事のだいご味を感じているのか。それぞれ異なると思...
石川県小松市で、後染め洋装専門のシルクジャカード織り工房を営んでいる。 ふと眺める冬の空。日本海側の住民から見れば、太平洋側に住む人々が少しうらやましい。どうしてこうも毎日が雨と雪ばかりなのだろうか。ただ、あと1...
24年5月に私が経営のバトンを引き継いだシップスは、渋谷道玄坂に「ミウラ&サンズ」を出店した1975年を起点として、25年で50周年を迎えます。創業翌年の1976年は、建国200年を迎えたアメリカから、西海岸をは...