名古屋の長屋印刷 プリントマスク事業をスタート

2020/08/24 06:26 更新


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 カタログや新聞広告印刷主力の長屋印刷(名古屋市、中川幸子社長)は、オリジナルプリントマスク事業をスタートした。8月からクラウドファンディング(CF)サイト「マクアケ」で先行販売を開始。コロナ禍でマスクがユニフォーム化していくと見て、BtoB(企業間取引)ビジネスも拡大していく。

(森田雄也)

 マクアケで支援者を募っているのは「世界であなただけのオリジナルプリントマスク」。支援者はプロジェクト終了後、同社から送られてくるURLにアクセスし、ウェブ上で自在にマスクをデザインできる。

3000種のスタンプ

 マスクはビジネスやファッション、スポーツといった19のカテゴリーから3000種類のスタンプを使ってデザインが可能。写真画像や「イラストレーター」で作成したデータの取り込みも簡単にできるほか、文字も打ち込める。デザインで著作権の侵害が無いかは、生産前の段階で同社がチェックをしていく。

 プリントは「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業」(ものづくり補助金)を活用して導入した2台のブラザーのインクジェットプリンターで行う。「企業秘密」とする独自で作成したアタッチメントを使うことで、マスクに奇麗にプリントできるように工夫してある。

ものづくり補助金を活用し導入したインクジェットプリンター

 デザインのウェブシステムは昨年立ち上げたオリジナルTシャツを販売する「Tプロジェクト」のシステムを転用する。支援者がデザイン確定後、同社に送られてくるQRコードをスキャンすると自動でプリントができる仕組みで、1枚当たりの生産時間は約2分。

 マスクは専門商社経由で5000枚を仕入れた。大人用と子供用があり、綿100%で抗菌・防臭加工も施してある。

「個性」や「一体感」も

 支援者を募るのは、9月6日まで。マスク2枚で税込み3000円や10枚1万4000円、20枚2万6000円などのコースがあり、スタートから1週間程度で、目標金額30万円に対して24万円以上が集まるなど好感触を得ている。「スタッフ全員で同じマスクをして働きたい」と飲食店で働く責任者がまとめて購入するケースがあったという。

 「マスクにシールを貼るなどデコレーションする若い女性が増えている」(中川剛専務)とし、学生や若い世代も取り込めるとみている。

 オリジナルプリントマスク事業は「1人で何枚もマスクを保有するのがノーマルになってきた」ことで、個性を出すマスクのニーズをつかむために事業化した。

 BtoBでは企業の社員が同じオリジナルマスクを使うことで一体感を醸成するツールにしたり、社名を入れて広告としての使い方を想定する。初年度の売り上げ目標は750万円だ。

3000種類のスタンプを使ったり画像を取り込んだり、ウェブ上で好みのデザインにできる

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