全米小売業協会 今年の小売売上高予測を上方修正

2021/06/15 06:26 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】全米小売業協会が、今年の小売売上高予測を上方修正した。今年2月の時点では「最低6.5%増」と予測していたが、予想を超えるスピードで回復していることから、前年比10.5~13.5%増の4兆4400億~4兆5600億ドルになると予測を修正した。

 ワクチン接種の普及、米政府からの給付金、企業努力により、多くの人々が仕事に復帰し、消費意欲が高まっているという。全米小売業協会のチーフエコノミストのジャック・クレインヘルツ氏は、米国における消費の伸びは1984年以来最も急速になると見通している。

 無店舗及びオンラインの売上高(車、ガソリン、レストランを除く)は18~23%伸びて、1兆900億~1兆1300億ドルになると予想されている。全米小売業協会は今年のGDP(国内総生産)についても、当初の4.4~5%増の予測を7%増に上方修正した。



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