オランダ発のブランドが、日本で市場開拓を進めている。オランダのナショナルカラーであるオレンジをはじめとした鮮やかな色やポップな柄を基調に、上質な物作りをするブランドだ。コンセプトや背景を大切にするブランドが多く、「日本とは親和性がある」と見て狙う。「ファッションワールド東京・秋」(RXジャパン主催)には、日本初進出を含む5ブランドが出展した。
(松本寧音)
「ア・フィッシュ・ネームド・フレッド」は、「カラフルな色とポップな柄で、人々を幸せにしたい」との思いから生まれたメンズブランド。生き物や果物、植物などのプリント柄をフックに、クラシックなジャケットやシャツ、ポロシャツなどを提案する。柄だけでなく、比翼で見えないボタンや襟の裏など、隠れたところに遊び心が詰まっている。シャツで卸価格99ユーロ程度だが、価格以上のクオリティーを感じさせる。