IMNK(東京)のレディスブランド「ナウンレス」は24年春夏で、ビンテージ風加工やオーバーサイズのメンズライクなアイテムに、ラメなどの光沢がある素材を使ったフェミニンなシルエットのアイテムを合わせたスタイリングを提案する。
「着る人の個性を引き出す」をブランドコンセプトに、23~24年秋冬にスタートした。20~30代女性がメインターゲットだ。ユナイテッドアローズの「ビューティ&ユース」など、セレクトショップへの卸売りと公式ECサイト、百貨店への期間限定店で販売している。
24年春夏物は、フェイクレザーのノーカラージャケット、7種類の編み地を組み合わせたニットトップとスカートのセットアップなどを企画した。ビンテージ加工したロゴ入りスウェットは着た時にインナーや肌が見えるよう、肩口に大きなカッティングを施した。
カジュアルなアイテムには、ラメ糸を使ったニットビュスティエやタイトスカート、光沢のある生地のショートパンツやキャミドレスを合わせる。肩を落としてルーズに着られる、サテンシャツなども企画した。
スタート時から国内工場の製造過程で発生した生地や糸の残りを使用している。今季はその商品の比率を半分以上に増やした。デッドストックのシリーズは生産量を制限したり、パッチワークにするなど、デザインを工夫することで生地の無駄を抑えている。
トップは1万~2万円後半、デニムアイテム2万3000~4万5000円、アウター4万~6万8000円。