スーツに見える作業着「ダブリューダブリューエス」(WWS)を企画・販売するオアシスライフスタイルグループが6月に、東京・渋谷のミヤシタパークに開いた新業態「マックロ」の常設1号店の店長。店頭の3割を構成するPBを軸に、黒い高機能な服や雑貨だけを集めた店舗には、「似合う服が分からない。でも服選びに悩んで時間を取られるのは嫌で、誰もが格好よく見える黒に行きついた」客が多く来店。「基本はヒアリング」と用途や着る場面、普段、着ている服を聞き、生活スタイルに合った服を提案して好評だ。
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来店客は男性が9割以上で、30代が5割、40代が2割で、9月までの売り上げは計画比25%増。機能性と着心地、シルエットにこだわったPBが売り上げの6割と好調。同一商品のまとめ買いも目立つ。
店内に併設した黒無地Tシャツ約30ブランドを比較購買できる専門店も人気。その人に合う1枚を提案できる〝黒Tバリスタ〟として、生地の感触、首の開きや身幅など形の好みを聞き、高価な商品は生産背景の違いを説明。「納得して買ってもらいたいから、生活を豊かにする機能や素材の工夫など作り手の思いを伝え、似合わない時ははっきり言う」姿勢が響き、リピーターも増えている。
店長として心掛けるのは、上下関係なく個性を出して接客し、伸び伸び働ける環境作り。
客の動きや現場の意見を上に届け、みんなで成長して海外にも出店することが夢だ。