スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」 関谷有三オアシスライフスタイルグループ代表に聞く

2020/09/16 06:28 更新有料会員限定


関谷有三オアシスライフスタイルグループ代表

 スーツに見える作業着ブランド「ワークウェアスーツ」(WWS)が、コロナ下の3~5月も前年同期比3.3倍と売り上げを伸ばしている。開発したのは、マンションの給水管洗浄などを手掛けるオアシスライフスタイルグループ(東京)。異業種だからできる思い切った発想が支持され、企画・販売子会社のオアシススタイルウェアの売り上げは初年度1億円、2年目3億円、3年目の今期は目標の10億円ペースで成長中。9月8日に初の常設店を東京駅直結の地下街、八重洲地下街に開設し、さらなる事業の拡大に乗り出す。関谷有三代表に聞いた。

(河邑陽子)

機能と着心地で

 ――開発の背景と経緯は。

 実家が水道工事店で、大学卒業後に家業の立て直しを手伝いながら生まれた「きつい・汚い・危険という業界のイメージを変える作業着を作りたい」という思いが開発のきっかけです。独立して10周年を機に女性社員による自社の新制服の企画チームを発足。若手作業員の「仕事の後、着替えずにデートや飲みに行ける作業着がほしい」という声で開発しました。作業着の機能性に加え、スーツのデザイン性、普段着のような着心地を持つWWSを2年かけて完成させ、17年秋にグループ内で社員用に導入しました。販売を求める声が多く寄せられ、18年3月にECで販売を始め、2年で売り上げ3億円に成長しました。

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