『オーシャンズ』 愛好家集う「デニムキャンプ」を開催

2019/11/14 06:30 更新


 月刊メンズファッション誌『オーシャンズ』(ライトハウスメディア)が、渋谷キャスト・ガーデンで、ジーンズが主力のブランドを集めた消費者向けイベント「デニムキャンプ」を初開催した。

 同誌にとって重要なコンテンツであるジーンズ・デニムウェアの魅力を改めて訴求する狙い。渋谷、原宿、表参道地域に店を構えるブランドが協賛し、会場にブースを構えて商品の販売やワークショップなどでにぎわった。

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◆実店舗への送客も意識

 協賛ブランドは「A.P.C.」「ディーゼル」「ジースター・ロゥ」「リー」「リーバイス」「ヌーディージーンズ」。A.P.C.以外のブランドがブースを構えた。

 ディーゼルは、10月に発売した「コカ・コーラ」との協業商品をアピールした。ペットボトルのリサイクル素材を使用したGジャン、Tシャツなどがある。会場近くにある店舗に併設したカフェの割引券が当たるキャンペーンなども行った。

 リーバイスも、グーグルや「スター・ウォーズ」との協業商品を中心にアピールした。会場では風船を配布し、それを持って会場近くの店舗に訪れ、1万円以上の商品を購入すると、ノベルティーがもらえるキャンペーンも行った。

夫婦やカップルなど男女での来場が目立った

◆体験、実演で楽しませる

 ジースター・ロゥは、LINEの公式アカウントの友達になった人を対象に、シルクスクリーンプリントの体験付きエコバッグをプレゼントして人気を集めていた。リーは、Tシャツのタイダイ染め体験を実施。大人用(2000円)とキッズ用(1000円)があったため、家族での参加が目立っていた。

 サステイナブル(持続可能)な事業の発信・啓発に積極的なヌーディージーンズは、会場にミシンを持ち込みリペアを実施。イベント特別価格のリユース商品も販売した。

ワークショップに行列ができた「ジースター・ロゥ」

 ブランドによるブース以外にも、同誌でなじみのモデルやスタイリストによる各ブランドの服を使ったスタイリング講座やトークショーなどが行われ、デニム愛好家による人だかりができていた。

 デニムキャンプは今後も年1回の継続開催を計画する。時期や場所は協賛するブランドと話し合い、最適解を探る方針だ。ジーンズやデニムウェアを主力とするブランドを軸にしながら、メンズの普遍的なカジュアルウェアを扱うブランドの協賛・参加も募り、規模を大きくしていきたいと考えている。

『オーシャンズ』のモデルとスタイリストが登場するトークショーには人だかり(手前は江部寿貴編集長)


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