総合卸、店舗関連の大西(大阪市)は前期(24年2月期)が売上高323億900万円(前期比1.5%増)、経常利益5億300万円(3.3%減)の増収減益となった。店舗什器・設計施工の店研創意は順調だったものの、家具・インテリアECのエネンなど先行投資が響いた。今期も「コロナ禍から本格的に立ち直り、〝次の仕掛け〟に向けた新規事業をしっかり作り上げる」(大西寛社長)方針で、1%の増収を計画している。
(小田茂)
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今期から幹部の世代交代を図り、総合卸の大西衣料に小林信二副社長、店研創意に増島史祥副社長を選任し、大西取締役を兼務する体制とした。主力の2事業会社に副社長職を新設し、「権限移譲を進め、若い世代がけん引する」組織を整えた。