バレリーナ気分のフランス製シューズ

2015/06/12 07:56 更新


 今春デビューした「オペラナショナルデュパリ」(連絡先EUROPE JAPON SYNERGIES、aveyrjap@club-internet.fr)は、ダンスシューズ専業メーカーがパリ国立オペラ座とライセンス契約し、フランスで生産する普段履きのレディスシューズだ。現在はオペラガルニエ宮の中で販売されている。来春から卸売りを本格化、日本向けの輸出も始める。

 競技用シューズ「メルレ」を70年代から作り続ける仏ダンス・アズールが、リモージュの自社工場で培った技術を生かし、ハイクオリティーのシューズブランドとして立ち上げた。同工場は、メルレの中でも、複雑な作りのバレエシューズをハンドメード生産している。パリ国立オペラ座が初めてライセンス生産を認めたオペラデュパリも、同様の細かい縫い方や柔軟性のある履き心地にこだわって仕上げている。

スタイリングを引き立てる配色、パンプスなど20型がある

 15~16年秋冬向けでは20型を揃えた。トウシューズをアレンジした定番モデル、ヒール付きのストラップシューズのほか、ジャズ用のシューズも複数扱っている。ミニマムなダンスシューズの形状はそのままに、洋服を引き立てる配色のレザー、秋冬らしいヘアリー素材を採用した。16年春夏に向けては、20型のモデルで色や素材のバリエーションを広げ、約50種類のコレクションを出す予定だ。FOB(本船渡し価格)は、70~96 ユーロ 。

 対日ビジネスについては、卸売り先だけでなく、代理店企業を検討している。



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