大阪商工会議所は、大阪ファッション産業振興フォーラム「DX×ファッションでできること」を開催。話題となっているファッションテキスタイルECプラットフォームを運営する繊維専門商社のヤギ、バードファブスタジオ、ディープラストレーディングの3社を招いた。
(高田淳史)
新興企業開拓の力に
ヤギの卜部司マテリアル事業本部第三事業部315課課長は、好調な繊維製品特化型ECプラットフォーム「ファブリー」について講演した。ファブリーは20年1月に立ち上げて自社の生地を販売、今年1月からはサプライヤーを招き、プラットフォーム化した。参加サプライヤーは28社に増え、登録ユーザー数は約5600人。アナログの代表格である生地販売をECサイトの活用で、①効率化による参加者の利益確保②産地の活性化③未来を担う人材を支援――したいという。来春には、3D・CG機能を加えて、アパレル製品イメージを確認しながら生地を選べるようにしたり、世界に販売できるようサイト全体に翻訳機能を搭載し、物流、決済代行サービスも計画する。