総合空間ブランディングのパールイデア(岐阜県瑞穂市)は、骨格診断を基に作った新作マネキン「スクレット」を発売した。消費者の間では、SNSなどで自らの体形に似合うファッションを模索して、骨格診断が広がっている。それに対応して需要を開拓する。
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用意したのは「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3型。ストレートは筋肉質で、鎖骨を目立たせない、バストトップが高い、ヒップのボリュームを付けるなどメリハリのあるボディーにした。
ウェーブは鎖骨を細く出し、バストトップを低めに設定。ヒップを平面的でなだらかにするなど、華奢(きゃしゃ)さが際立つフェミニン感を意識した。
ナチュラルは関節や骨格が目立つスタイリッシュなフレーム感を強調。鎖骨は太めに、バストトップまで直線的にし、ヒップは平面的ながらも厚みを持たせた。膝の皿である膝蓋骨(しつがいこつ)を大きくするなど工夫した。
例えばVネックニットとタイトスカートの組み合わせではストレートがマッチし、フリルやリボンなど華やかでボリュームのあるブラウスとフレアスカートの組み合わせはウェーブが似合うなどの提案できる。
ナチュラルはタートルネックニットとワイドパンツのように、直線的なシルエットのオーバーサイズの服がすっきりと見える効果があるという。
アパレルのリアル店舗やECのほか、イメージコンサルタントや骨格診断講習などでの活用を見込む。「今あるVPスペースでスタイリングまでセットで骨格診断を表現出来る」という。購入とレンタルの両方に対応する。