今回のピッティ・イマージネ・ウオモには日本から26ブランドが参加した。その中でも特に長く出展を続けているナナミカ社長の本間永一郎氏に、日本ブランドの海外進出で大切なことについて聞いた。
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海外販売の手法
03年のナナミカの創業時から、海外展開は重要な戦略の一つでした。ピッティは初めての海外の展示会出展で、10年1月から出展を始めました。たくさんある展示会の中でピッティを選んだ理由は、欧州からの輸入の経験があり、スポーツカジュアルはパリよりピッティが強いと思ったからです。また、イタリアの業界には友人が多く、ピッティとのパイプもあったので、出展時にとても重要な要素であるブースの場所取りに際しても我々をプッシュしてもらえたからです。