志保さん
「ジュエリーサロンシホ」を運営するJスタイル（東京、昭島市）代表の志保さんは、17年に「パーソナルジュエリー診断」を開発し、一人ひとりに〝似合う〟ジュエリーの提案を続けている。22年にはパーソナルジュエラー協会を設立し代表に就任、資格検定講座も開校した。「〝似合う〟を知れば、もう一つの扉を開き、新しい世界や視野を広げてあげることができます」と話す。似合う根拠を伝える診断で、接客に生かすことができる点が強みだ。
（中村維）
接客法に違和感
志保さんは、実家の宝石店をはじめ、ジュエリーを扱う家系の生まれ。自身もジュエリー企業に就職し、宝石の販売から仕入れ、デザインを経て、独立しての会社の経営まで幅広く経験してきた。
その中で違和感があったのが、一般的なジュエリーの接客スタイルだ。多くの宝飾店で、価格などを軸に接客する例を多く見てきた。「より一人ひとりに似合うジュエリーをお薦めし、普段の装いともマッチするジュエリーを提案したい。ただそれには、理由や根拠となるものが必要ではないか」。そう感じ、目をつけたのがパーソナルカラー診断だ。「これのジュエリーバージョンができないか」と、パーソナルカラー診断の専門家に相談し、パーソナルジュエリー診断を開発した。
