ゴールドウインとバイオワークスが資本業務提携 ポリ乳酸で長繊維の開発へ

2022/01/25 15:00 更新


 ゴールドウインと、素材ベンチャーのバイオワークス(京都府精華町、今井行弘代表)が資本業務提携したと発表した。バイオワークスが開発した植物由来で生分解性を持つPLA(ポリ乳酸)繊維「プラックスファイバー」の製品開発を加速し、特にスポーツ・アウトドア向けに長繊維の開発を進める。

 プラックスファイバーはバイオワークスが独自開発した天然由来の改質剤を加えたPLAを使い、繊維向けに染色性や耐久性を向上させたもの。サトウキビやトウモロコシを原料にしたカーボンニュートラル素材で、微生物によって二酸化炭素と水に分解され、高温多湿の堆肥(たいひ)の中でこれが促進される。わずかに進む加水分解で出来る乳酸によって弱酸性に保ち、繊維自体が抗菌・消臭機能も持つ。

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