スタイリングライフ・ホールディングス・プラザスタイルカンパニーが運営する輸入生活雑貨店「プラザ」で、絵本のキャラクター「バーバパパ」のオリジナル起き上がり小法師が売れている=写真。
広島に贈られた折り鶴の再生パルプなどを使い、福島の若手絵付師が彩色し、手作業で仕上げた。物作りの背景とデザインの斬新さ、売り上げの一部を広島と福島に寄付する点が好評で、発売1カ月で約360個を販売した。
同社はここ数年、欧米中心だった商品調達先を世界に広げ、国産を含む物作りの背景にこだわった品揃えを強めている。今回はバーバパパのライセンス権を生かし、形が似ている福島県会津地方の伝統郷土品の小法師に、フランスの人気キャラクターを描いた日仏合作の協業品を企画した。
起き上がり小法師は「七転び八起き」を意味する縁起物。年始商戦用に銀座店とオンライン店舗で12月に入ってから販売し、問い合わせが多かったため扱い店舗を14店に拡大。新進の女性絵付師が、柔軟な感覚で描く味のある一点物としても話題だ。S1200円、M2600円、L3800円。
売り上げの一部を広島市原爆ドーム保存事業基金と、福島県・東日本大震災子ども支援基金に寄付する。今後はバーバママや子供たちも追加企画し、種類を増やすことも検討している。