カジュアルメーカーのトリップ(大阪府吹田市)は、レディス「プリット」20~21年秋冬物で、ウォーム感があって長く着られる服の提案を強める。昨年は暖冬だったことも考慮し、ウールと麻の交織、コーデュロイなどを使ったアイテムを充実した。
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ウール・麻のウェザーで、ローブ調のコート(2万9000円)やノーカラーコート(2万5000円)、ウエストにギャザーの入ったワイドパンツ(2万1000円)を打ち出す。早い時期から長く楽しめる素材を狙ったもので、製品洗いで自然な表情も魅力になる。細畝コーデュロイでは、プルオーバーシャツやビッグシルエットシャツ、シャツワンピース、タックスカートなどを用意。製品染めでグレー、ベージュ、グリーン、黒の4色。
ほかにも、綿・ウールなどの5者混のジャカードで、大きめのダイス柄を別注し、コートやワンピース、スカート、パンツなどを販売する。コートはノーカラーのワンボタンで2万5000円、ショートスリーブのワンピースは2万4000円。
カットソーアイテムでは軽く温かい提案を重視する。綿・ポリエステルのパイル調の高密度生地で、ノーカラーカーディガンやフード付きコートを新たに打ち出す。ウール混パイルのジップアップカーディガンやプルオーバーベストのほか、別注した綿・ウール・ナイロンの裏毛を使ったカーディガン、フード付きプルオーバーなどもある。