《次世代が拓く産地の未来②》地元での認知度向上、内外で連携

2024/11/20 13:00 更新会員限定


物作りの現場を披露した(広島県デニムエキスポ)

 フェス開催の狙いは産地によって様々だ。最も多いのは産地の認知度の向上。生産量が減る中で、商社やアパレルといった従来の取引先以外への訴求も重要になっている。他産地や異業種も巻き込み、消費者への周知に力を入れる。

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物作りの魅力発信

 今年初めて「デニムエキスポ」を開催した広島県福山市は古くからのデニムの産地である一方、「地元での認知度は40%もないのでは」と関係者は頭を抱える。東京や大阪といった人が多い都心部ではなく、地元で開いた理由もここにある。普段はあまり注目されない物作りの現場を公開し、これまで積み重ねてきた技術を地元や県外、他産地に向けて発信する。

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