楽天ファッションウィーク 「ヨシオクボ」のNFTウェアを17日に公開

2022/03/07 19:26 更新


 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は、「楽天ファッション・ウィーク東京2022年秋冬」(3月14~19日)の会期中の17日、「ヨシオクボ」のNFT(非代替トークン)ウェアを販売するためのプレゼンテーションを開催する。デジタルファッションファクトリー企業、クロスクチュール(東京)が協力する。

 風をテーマに8体のドレスを実際に製作、ドレスをスキャンしてデジタルデータに変換し、ブロックチェーン上の電子証明書、NFTにひも付け、その後、販売する。会場ではモデルが着用した実際のドレスと、デジタル作品を見せる。デジタルデータは簡単にコピーできるが、NFTが一意性を担保する。NFTウェアの販売はクロスクチュールが担う。

 デザイナーの久保嘉男は、「実際にモノを作成した上でデータに変換するというのが肝。アニメとの違いはそこで、僕らデザイナーがやる意味がある。実際に作っているからディテールや生地のテクスチャーなど細かいところまでリアリティーが出せる」と話している。現実には技術的なハードルもあり細部までは表現しきれないが、早晩解決されるとみられている。

 公式パートナーによる支援企画も実施する。キープアライブ(東京)は、近距離無線通信規格のひとつであるNFCチップをヨシオクボと「ベッドフォード」に向けて用意。ショーの招待状やプレスリリースなどの情報提供に使うという。

 コンバース・ジャパン(東京)は「コンバース」の主力ライン「オールスター」などをフィジカル(リアル)ショーを実施する3ブランドに提供する。デザイナーは自身のコレクション内容に合わせて一部カスタマイズを施す。

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