23年度の新入学生向けランドセル商戦がスタートした。今年は昨年よりもさらに早まり、すでに大半のメーカーや小売店が本格的な販売に入った。メーカーは直接販売を強める一方、小売店もオリジナル企画を強化するなど安定感はあるものの、微減傾向の市場の中で競合が激しくなっている。
(武田学)
販売の早期化が著しい。セイバンは2月17日に販売を始め、土屋鞄製造所は1週間以上早め3月2日から、イオンも3月4日から販売している。「例年4月下旬あたりだった過疎部でも場所によっては3月にイベントを開始する売り場も出ており、早期化に拍車が掛かっている」(池田地球)。ピークも5月前後になるとの見方がく、以前のピークだった盆前後の需要は低くなる見通しだ。カタログ発行が前倒しされ、消費者の購入の検討開始も早くなった。
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