大阪・靭公園周辺にあるメンズセレクトショップ「レイコール」(会社名はRCc、土岐典生代表)は9月末、同店から少し離れた場所に新店「LR・バイ・レイコール」をオープンした。3階建ての路面店で、これまでよりワンランク上のセレクトを打ち出すほか、既存店で繰り出していたイベント専用フロア、大阪の古着店が入居するフロアも設置。パーキングスペースに飲食店も招くなど、多彩な楽しみ方ができる店作りをした。
(小畔能貴)
10周年の節目に開店
新店は、靭公園の西から四つ橋筋を東に超えた場所で、ビルを一棟借りして実現した。レイコールは23年9月が10周年。ちょうどそのタイミングで新店舗を開設する形になった。56平方メートルの3フロアで構成する。
天井高の空間を使った1階では、秋冬から新たに扱うブランドを含めたセレクトを用意。「アンライクリー」「セブンバイセブン」「オープロジェクト」「グッドカルマディベロップメント」などが中心で、既存のレイコールよりも、大人が楽しめる商品を充実した。平均客単価もレイコールより上になる見通しだ。
2階はイベントスペースで、既存店で実施していたイベント開催はこちらに移すとともに、専用フロアができたことでさらに強化していく考えだ。「従来の店舗で実施していた時は手狭になることもあった。イベント専用フロアができたことで、ありがたいことに逆にオファーも来るようになった」とほほ笑む。