インフルエンサーが使わなくなった服や靴、バッグなどの私物を販売するフリーマーケット「リファッションマーケット」(REFA)が、Z世代から注目を集めている。入場が有料のフリーマーケットだが、開催するたびに多くの若者が来場している。
REFAは、21年に近畿大学の学生である岡本萌花さんと山本あかりさんが立ち上げたHAGI(大阪市)の主事業だ。24年度の売り上げは、4000万円を超える見通しで、26年度には1億円を目指している。
Z世代と親和性が高い場所を狙って会場を選んでおり、大阪ではHEPファイブやルクア大阪などで開催してきた。
11月16、17日にルクア大阪9階の「ルクアホール」で開催したREFAは、入場やレジに待ち行列ができるほどのにぎわいを見せた。両日でインフルエンサー約40人が参加したほか、関西学院大学と近畿大学のミスコンテスト参加者の出店や、「ウィゴー」がサンプルセールを実施した。チケット代は、早期入場できるVIPが2400円、一般が1200円。購入品でいっぱいになったレジ袋を持って、会場を後にするZ世代の姿が目立った。
REFAは、1年に10回ほど開催している。SNSの総フォロワー数が2000人以上のインフルエンサーが出店対象で、会場ではインフルエンサー本人が接客するというのが特徴だ。服の価格は平均1000~2000円で、来場者一人当たりの平均購入額は、5000円ほどだという。
山本さんは「集客と認知度の面で、まだまだ課題はある。お客さんにもっとリユース体験を広げていきたい」と話す。次回は25年1月25、26日に、大阪・箕面にあるウィゴーの倉庫で開く予定。