【バンコク=高田淳史】タイの消費財大手、サハグループは「販路の大転換期」(ブンヤシット・チョクワタナー会長)と見て、EC売り上げを急速に伸ばして「大きな成功を手に入れる」方針だ。現在はまだ全体の2~3%に過ぎないECの売り上げ比率を、5年後に半分にまで高めるという意欲的な計画を持つ。実現のため独自サイトを立ち上げ、EC・デジタルに特化した新たなホールディング会社を設立した。新会社が中心となり、デジタル関連では、「集中経営」を進め、EC・デジタル化を一気に進める。
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百貨店の売り上げが厳しい。なぜか。若い人が買わないからだ。買うのはお年寄りだけ。若い人たちは何でもスマートフォンで買う。TV通販もしんどい。放映時間にテレビの前にいないといけない。それをスマホで見たい時に見られるようにしたことで、ECが伸びている。
全従業員が販売員
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