セコリ荘が産地と消費者つなぐサイト

2015/05/20 17:44 更新


 コミュニティスペース「セコリ荘」を運営する宮浦晋哉さんは、参加型コミュニティサイト「セコリ百景」を立ち上げた。国内産地の商品が揃うECを軸に、「普段、表に出ない産地の風景」をコンテンツとして掲載し、消費者が体験・参加・応援できる仕掛けを備えている。

 宮浦さんはキュレーターとして14年春、東京・月島にセコリ荘をオープン。産地やクリエイターの物作りを発信する拠点として人を集めてきた。15年3月に一次休業し、キャンピングカー「セコリ号」で全国を縦断し、産地を巡り、取材活動等を行ってきた。

 4月末にオープンしたセコリ百景は、ブログサイトとECサイトの二部構成。ブログでは、最終製品のみならず、それらの生産背景に焦点を当てている。各産地で密着取材を敢行し、読者は「どんな作り手が、どんな素材で、どのような想いを持って取り組んでいるのか」を知ることができ、連携されたECサイト(5月中旬オープン予定)で商品を注文することができる。

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 さらに、読者の参加を促すコミュニティ機能として、「大使制度」がある。「百景大使」となった消費者は、産地・工場ツアー、作り手との交流会への参加、サンプル商品の使用、商品開発会議への参加など、ウェブ上だけでなく現場も含めた様々な特典が用意されている。物作りや生産工程を知る・参加する機会を作ることで、従来の売買という関係性を超えて、消費者と生産者を繋げる狙い。

 取材・発信は、宮浦さんのセコリギャラリーが、生産者と消費者を繋ぐシステム開発・運営はウェブプロデュースのブライトログが行う。

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