セーレンは、タブレット端末上でのバーチャル試作、生地プリント、裁断、縫製まで一気通貫でつなげた小ロット・多品種・QR対応の製品OEM(相手先ブランドによる生産)を始める。企画から店頭投入まで1カ月前後を実現し、在庫リスク低減の利点を評価してくれる先と取り組む。
(中村恵生)
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インクジェットプリントを軸にしたデジタルプロダクションシステム「ビスコテックス」を応用したもので、縫製は子会社のセーレンアルマ(福井県坂井市)で行う。ビスコテックスではBtoC(企業対消費者取引)ブランド「ビスコテックス・メーク・ユア・ブランド」でバーチャル試着によるオーダーメイドワンピースなど販売しており、これをBtoB(企業間取引)に応用した。