西友CEO「利益ある成長継続」

2015/05/29 06:45 更新


 12日付で西友のCEO(最高経営責任者)に就任した上垣内猛氏が会見し、当面の施策などについて語った。

 14年12月期は、「生鮮強化などによる既存店増収と販売・管理費の抑制によって6年連続の増収増益になった」とし、今期も増収増益を見込んでいる。

 そのために重視するのが「生活防衛意識は変わらず、追い風」とするEDLP(エブリデーロープライス)の推進とともに、「既存店で最大の価値を出す」という改装。中大型店では、食品と日用雑貨で売り上げの75%を占める状況を踏まえ、前期から本格化したテナント誘致も含めて進める。前期は東陽町店(東京都江東区)、大船店(神奈川県)にしまむらを導入するなどしていた。

 14年10月に30店の閉鎖を発表しているが、「この先は考えていない」とするとともに、閉鎖は小型店が中心となることから、既存店を伸ばすことで補い、今期の増収は可能とみている。「利益ある成長を継続」する構えだ。



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