セレクトショップや大手SPA(製造小売業)が、コロナ禍の終息を見据え、新たな役割を担う実店舗を増やしている。ビームスはファッションを売る都心店のリニューアルを進める一方、地方都市で地域経済の活性化にもつながる店の在り方を模索し始めた。ユニクロはグローバル出店も視野に入れた新しいタイプのロードサイド店を開発し、銀座への再出店を果たした。H&Mはハイストリートにブランド価値をより鮮明に伝える大型店を出した。
(柏木均之)
ビームス 地方から世界へ
ビームスは「ビームスジャパン」を22年12月に出雲大社の表参道、4月15日に日光東照宮の表参道と神社の近隣に続けて出した。すでに新宿、渋谷、京都に3店あるが、「地域に埋もれた銘品の魅力を広く伝えるには、プロデュースした商品を都心店で売るだけでは足りない」と判断した。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!
単体プランなら当月購読料無料でWでお得!