しまむらは4月21日、カジュアルの「アベイル」、雑貨などの「シャンブル」でオンラインストアを開設する。これにより「ファッションセンターしまむら」「バースデイ」と合わせて主要4業態のECが揃う。
同社のECは店舗受け取りが9割と、全国に広がる店舗網との連携を強みにする。アベイル、シャンブルのECも事前決済であれば2100店ある4業態のいずれの店舗でも商品を受け取ることが可能。ECにアベイル、シャンブルを加えることで消費者の利便性を高めるとともに、リアル店舗に来店を促すことを見込んでいる。
しまむらの前期のEC売り上げは28億円。21年秋にスタートしたバースデイのECの立ち上がりが見込み通りとならなかったためだが、以降は修正しており、2業態が加わることから今期は40億円を計画している。ただ、23年度の目標も50億円で、急速な拡大は見込まず、物流センターから自社化を志向するECとして収益を固めながら徐々に拡大していく。