大阪市西区の雑居ビルに店を構える古着店「shopbeeens」(ショップビーンズ)は、Y2Kなどトレンドを意識したカラフルな古着の品揃えが、20代の女性を中心に支持されている。同じ階の向かいにはヘアスタイリストの伊坂真実さんがオーナーのヘアサロン「beeens」(ビーンズ)があり、夫婦で古着店とヘアサロンを営む。
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ヘアスタイルから服までおしゃれを楽しんで欲しいとの思いで、23年6月に古着屋をオープンした。約33平方メートルの白を基調とした店内には、主に米国やアジアで仕入れた約250~300点の古着が揃う。80年代からY2Kスタイルの提案として00年代初期のものまで幅広く取り扱っている。「今着ても古くさくならない」ことを重視し、買い付けている。
ラックごとに「春」「ギャル」「ギークシック」などのテーマを決めて独自のスタイリングを打ち出す。1~2週間で商品の配置は変え、来店客を飽きさせないように工夫している。
SNS発信にも力を入れ、主にインスタグラムで「このお店、かわいいものがありそう」と思ってもらえるような商品やスタイリングの写真を投稿している。
ECは、実店舗がオープンする2カ月ほど前から試しで開いていた。思いのほか売れたため、店舗優先だが、東京や福岡、名古屋などの遠方客に向けてEC販売も続けている。
今後、「いずれは1階が服屋、2階がヘアサロンのような路面店に移転したい」との考えだ。