ソスウはこのほど、シューズデザイナーの三原康裕が手掛ける「メゾンミハラヤスヒロ」の旗艦店を東京・神宮前に開いた。
ソスウが所有する「神宮前ビルディング」の1~3階、5階を使って多層的に魅力を体感してもらう路面店。建物の裏側の地下1階には、23年10月に出したコンセプトショップ「裏」がある。ブランドの拠点として「古くから神宮前に存在する建造物を未完の状態にしたい」三原のアイデアを実現した。手を入れすぎずにフロアごとにこだわりを詰め込んだ空間を、裏の内装を手掛けたインサイドアウトの久保寛人氏が設計した。
スニーカーを扱う1階は、緑がかった大理石のカウンターを置く。2階はメンズで、ガラス板で仕切り、レイヤー状になった狭間に製品を陳列。

3階はウィメンズで、フレーム加工した木製の壁面とビンテージのソファで柔らかな雰囲気で見せる。それぞれ、五感で楽しむ旗艦店を目指し、スピーカーを至るところにはめ込んだ。


5階はフレグランスの「ノーズショップ」の直営店が入る。「平衡感覚が崩れると、人間の感覚(嗅覚)は研ぎ澄まされるのではないか」と考え、床を傾斜させた。

1階にはDJブースを導入。内覧時には、三原自身がDJを担って来客をもてなした。引き続き、旗艦店では様々な計画を予定している。
