小学4年生、10歳のときに母の日にプレゼントしたアロマディフューザーがきっかけでアロマに興味を持ち、それ以来、趣味で香りの調合を楽しんでいた男子高校生が立ち上げたアロマブランドがある。高橋淳音さんの「スーベニアアロマ」だ。ブランドのスタートから3年、髙橋さんは事業のかたわら「大学生アロマ男子」として市場拡大や地域貢献活動にも力を入れている。
(中村善春)
趣味から事業へ
事業化の転機になったのが、高校2年のときに取得した日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定1級だった。翌年の21年、父親が起業したのに合わせて18歳でブランドをスタートさせた。現在は東京理科大学理学部第二部の2年生で、父親が起業した会社、ノンバーバル(神奈川県川崎市、髙橋昌也代表)のアロマ事業部門の企画責任者だ。