ストライプグループの主力ブランドは24年夏物で、定番アイテムを強化した。素材は引き続き透け感のあるものが多く、接触冷感やUV(紫外線)カットなど機能素材も目立つ。着回しが利くシンプルなトップを充実して買い足しにつなげたり、スタイリングの見せ方を工夫したりと、提案は様々だ。
(関麻生衣)
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日常使いできるTシャツ
「アメリカンホリック」はヒット商品「美美美パンツ」などボトムに強いが、今回はトップの発注枚数を増やした。使い勝手の良い定番的なトップを軸に、ボトムは柄物でファッション感度を加えた。
注目はコクーンシルエットのTシャツ(税込み1590円)で、14万枚発注した。毎年定番的に出しているアイテムで、体形をカバーできる点と、接触冷感とUVカットの機能を加えた点を売りにする。販促も強化し、本部や店頭のスタッフの着用画像をウェブで紹介する。
得意のジーンズは季節ごとに新作を出してきたが、年間を通じて推すアイテムとして定番の形を常時揃える。スキニーやテーパード、ダメージ加工したタイプなど様々作り、2月から販売している。
「グリーンパークス」は今春からスタイリング提案に力を入れており、「色の組み合わせなどで精度が高まり、手応えを得ている」という。夏物は企画を細分化し、4月下旬~5月、6~7月、8月以降と、気候に合わせて素材や袖丈に変化を出した。