ジョナサン・アドラーといえば、元々陶芸家としてスタートし、その後インテリア雑貨に広げていったデザイナーとして、またバーニーズの著名なウインドードレッサーで現クリエイティブアンバサダー・アット・ラージのサイモン・ドゥーナンの長年のパートナーとして知られる。
そのジョナサンがファッションアクセサリーにも手を広げていて、この夏、ウエストビレッジの直営店をアクセサリーストアに改装した。
グリニッジアベニュー沿いにある店の外観
ソファーやクッション、コーヒーテーブルが所狭しと置かれた店内は、楽しいリビングルーム風。バッグ、スカーフ、ネクタイとウイットのきいた陶器をミックスしたディスプレイも、ジョナサンだからこそできる演出だ。
ユーモラスでハッピーなテーストで統一された店内
ネクタイも、陶器をうまく使ってディスプレー
唇のついた花瓶と蛇のついたミニショルダーがさりげなく並ぶ
「デザインに関してはミニマリストだけど、リテールにおいてはマキシマリストなんだ。店に入ってきたお客さんには、色と柄とビジュアルなエキサイトメントを見てほしい」と言うジョナサン。
奥には、食器や写真立てキャンドルなどの小物を置いたギフトバーがある。スカイブルーの日よけが楽しい
何故ファッションアクセサリーをデザインするようになったのか聞くと、「僕は何かデザインしていないとハッピーじゃないんだ。つくればつくるほど、もっとつくりたくなる。ファッションアクセサリーは、僕の好きな色やプリント、アイコンをのせるパーフェクトなキャンバスなんだよ」という答えが返ってきた。
現在の売れ筋は、メタルの蛇のモチーフをのせたミニショルダー、ジオメトリックプリントのトート、馬のモチーフをジオメトリック柄にのせたトート。生産はリー&ファンが手がけている。
売れ筋のトート
メガネケースも楽しくてポップな柄がいっぱい
今秋、ニュージャージー州ショートヒルズとカリフォルニア州サンタモニカにもアクセサリーストアをオープンし、今後5年間で全米にアクセサリーストアを広げていく構えだ。今秋はメンズソックスも加わり、来春はレッグウエアをさらに拡大する予定という。
89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ)