日本で5店舗を展開するガーデニングショップのグリーンフィンガーズが9月、海外の店舗をニューヨークのイーストビレッジにオープンした。
古びた趣の観葉植物や雑貨にマッチしたやや薄暗い店内
46平方メートルのウナギの寝床のような細長い店内に、ちょっとラスティックな観葉植物がインドネシアや中国で特注したキャンドルやランタンなどの雑貨と共に所狭しと並べられている。ガラスのビンに入れたり、壁掛けスタイルにアレンジしたりしたオブジェのような観葉植物もある。
「常にハートが大事」という思いからつくった心臓のオブジェ。レタリングも川本氏自身によるもの
グリーンフィンガーズを率いるガーデンスタイリストの川本諭氏にニューヨークに出店した動機を聞くと、「日本ではいい評価しかされなくて、駄目出ししてくれる人がいない。海外でどれだけやっていけるか、試してみたい」という答えが返ってきた。
レジカウンターにも、ガラスのビンに入った植物や雑貨が並べられている
加えて、ニューヨークで植物を扱う店を見て回って自分が表現したいことを表現している店がないと感じ、さらにお洒落な人の家に行ってインテリアが完璧でも植物だけが買ってきたまま置かれてあるのを見て、「自分の出番かな」と思ったそうだ。
静岡の玄米茶に加え、Tシャツやカゴ、ピクチャーフレームなども置いている
店ではまず川本氏自身が好きな商品を揃え、「僕の家にようこそ」というメッセージを送っている。赤レンガの壁にプリザーブドフラワーを使った心臓のオブジェを飾り、周辺を飾る植物やレタリングが経年変化するにつれてオブジェの色がどんどん引き立つようになることを狙う。ディスプレーは3ヶ月に1回のペースで変えていく計画だ。
店の奥にある裏庭。くつろいだ気分で過ごせそうな空間だ
ガーデニングショップと一目でわかる外観
89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ)