東京ミッドタウン日比谷が29日開業 商業ゾーンは60店

2018/03/22 15:04 更新


 三井不動産は東京・日比谷に大型複合施設「東京ミッドタウン日比谷」を29日に開業する。22日に報道関係者向けに、商業ゾーンの内覧会を行った。

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 施設は日比谷通り沿いで、日比谷公園と日比谷シャンテの間にあった三井不動産の二つのオフィスビルを再開発し、建設した。建物は地下4階~地上35階、延べ床面積約18万9000平方メートル。商業ゾーンは地下1階~地上7階で、4~5階全体に入る大型複合映画館「TOHOシネマズ日比谷」(全11スクリーン、約2300席)を含めた店舗数は60店、店舗面積は約1万8000平方メートル。飲食・食物販店とファッション・雑貨などの比率はほぼ半々で、新業態を22店、商業施設内初出店を15店、日本初出店を6店揃える。施設内を含めた近隣就業者だけでなく、周辺の映画館や劇場などへの来館者を中心に広域からの来街者の需要獲得を狙い、初年度売上高130億円、来館者1200万人を目指す。

 東京・六本木の東京ミッドタウンと同様に上質で、高感度な店舗を揃える。ファッション・雑貨は新業態を中心に「ライフスタイル提案型」店舗を充実する。1階にはトヨタ自動車が「レクサス」の展示とカフェ、衣料品を含めた物販を一体化した新業態「レクサス・ミーツ・ヒビヤ」が出店。インテリア・雑貨店を集積した3階には老舗書店の有隣堂がクリエイティブディレクターの南貴之氏と協業し、本と飲食、ファッション、理髪店などを編集した新業態「ヒビヤ・セントラル・マーケット」を出す。

 日比谷シャンテも昨年10月に開業30周年となったのを機に、開業来最大規模の改装を3期に分けて実施、23日にグランドオープンする。東京ミッドタウンと日比谷シャンテは連携したイベントや販促を実施し、商業エリアとしての日比谷の活性化を目指す。

ファッションは大人向けのセレクトショップやブランドの旗艦店などを充実(2階の「タトラス&ストラダエスト」)


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