東京建物、八重洲1丁目北地区の再開発を本格化 水辺空間を活用した街づくり

2023/09/20 06:29 更新


日本橋川沿いの低層部

 東京建物は、東京・八重洲1丁目北地区市街地再開発組合の一員及び特定業務代行者として、東京駅日本橋口周辺の象徴となる大規模複合施設を整備し、日本橋川沿いのゲートとなる街づくりを本格化する。9月15日に東京都知事から「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画の認可を受けた。

 周辺の5地区が連携して整備する、日本橋川沿いの水辺空間の入り口となるゲート広場を設置する。東京駅及び地下鉄大手町駅と地下鉄日本橋駅を接続する地下通路の一部区間を整備して、東京駅周辺の広域地下歩行者ネットワークを強化することや東京駅及び地下鉄日本橋駅から日本橋川沿いに向かう地上、地下、デッキレベルの歩行者ネットワークと動線を整備する。また、金融機関が集まる大手町と兜町をつなぐ永代通りの中心に位置する立地を生かし、国際的な金融人材の活動支援の場として、商談やビジネスの交流、アフターコンベンションなど、様々なビジネスシーンで利用・滞在できる施設を設ける。

 敷地面積は約9260平方メートル(南街区7560平方メートル、北街区1700平方メートル)で、延べ床面積約18万6500平方メートル(南街区18万5500平方メートル、北街区1000平方メートル)の複合型大規模施設となる。事業所と店舗、宿泊施設、駐車場で構成。南街区の完工は28年度、北街区は31年度を予定している。東京建物のほかに、東京ガス不動産、大成建設、明治安田生命保険が参加組合員。

高層複合ビル


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事