性別の境界を超えたデザインが特徴のシューズブランド「トモキマルオカ」。デザインから制作まで担う丸岡知樹さんは「履いた時に背筋が伸びるような靴を作りたい」と話す。百貨店の催事販売が中心だったが、新規販路の開拓のため合同展示会を開催するなど、活動の幅を広げている。
(小坂麻里子)
置いた時も意識
丸岡さんは常に「格好良い女性」のイメージが頭の中にあり、その憧れを靴で表現する。クリエイションするのは、履いた時に背筋が伸びて堂々としたスタイルになり、単体で置かれた時も堂々と格好良い靴だ。
丸岡さん自身がレディスファッション好きでよく着ていること、自身の性的アイデンティティーが男女の中間に位置することから「メンズのようなレディスシューズ」「レディスのようなメンズシューズ」をコンセプトにする。