貧しい国の子供に靴を贈る活動など「ワン・フォー・ワン」ビジネスを行う、米国発の靴中心のブランド「トムス」は今秋、女優のシャーリーズ・セロンさんのチャリティー団体との共同プロジェクトを開始した。
第1弾として今秋冬物では、靴とバックパックを販売中だ。今後も年1回、協業品を発売し、売り上げの一部を双方の社会貢献活動に活用していく。
トムスは「客が靴を1足買う度に、貧しい国の靴を買えない子供に1足の新しい靴を贈る」という企業理念を掲げ、米国人のブレイク・マイコスキー氏が06年に設立。ワン・フォー・ワン活動として、発展途上国での靴の提供のほか、視力回復の支援、安全な出産に必要な器具の提供などを行っている。
日本では11年春に卸を始め、同年秋に東京・原宿に1号店を開設。現在はルミネ新宿、博多マルイなど直営6店、有力セレクト店など卸先約110店で販売している。