問題解決型への進化を探る商社 多様化する顧客ニーズに対応

2025/10/24 14:00 更新有料会員限定NEW!


豊島は7月総合展で「ソリューションコーナー」を設置。リストバンド型猛暑対策製品など集積した

 商社が事業領域を広げている。背景には物価高による衣料品消費の低迷や、気温の変動に左右されやすいファッション市場の不安定さがある。新たな成長ドライバーを構築するため、顧客の課題解決を担うソリューションビジネスへと進化している。

【関連記事】商社のサプライチェーン QR対応と低価格への最適解は?

 モリリンは顧客のビジネス課題やニーズを拾い、市場トレンドと掛け合わせた企画の提案を強化している。10月には同社新規事業室ライツ事業の企画の一環で、サンリオの「クロミ」と東京ソワールのフォーマルブランド「フォルムフォルマ」との協業をプロデュースした。Z世代の「自分らしさ」を重視する傾向を捉え、フォーマルウェアにおいても同様であるとみた。

 こうした市場の変化をいち早くキャッチし、両社をつないで新しいフォーマルウェアを企画。モリリンは両社の契約からプロジェクト全体の進行管理まで行うなど、ビジネスの領域を広げている。

モリリンは「ダンロップ」を10代向けにリブランディングするなどブランディング事業も強化している

新事業の柱として

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

無料体験をはじめる

無料体験をはじめる

※無料期間終了後、最低1カ月の有料購読契約が必要です。

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事