パリの合同展、トラノイがパレ・ド・トーキョーで3日間、対面式で開催され、メンズ、レディス、アクセサリー合わせて23ブランドが出展した。トラノイは19年に再建に向けてトップが交代。20年5月にコロナ禍で破産、カリスマ的創設者は去り、7月にプルミエール・ヴィジョン(PV)を有するGLイベンツ傘下となった。PVとのつながりで仏オートクチュール・モード連盟(FHCM)と合同展としては初の提携をし、ファッションウィークにFHCM主催のスフェール展と同会場で開催する運びとなった。若手クリエイターを育てる合同展に生まれ変わったトラノイは、アフリカや東欧のブランドにも光を当てる。
(パリ=松井孝予通信員)