日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は5月に開いた東京テキスタイルスコープ(TTS)26年春夏で、次の売れ筋となりそうなテキスタイルを来場者投票で決める企画「ワッツネクスト・テキスタイル」を行った。25年春夏を上回る45社・45点の応募があり、前年の倍以上の投票があった。原料の特性や加工技術を生かした素材が支持を集めた。
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5位 古橋織布「綿シルク」

シャトル織機で作る綿高密度織物が売りの技術が光る。シンプルな綿・シルクローンで、上質な綿の柔らかさとシルクの光沢が持ち味。シャトル織機ならではのふっくらとした風合いも魅力。黒と白、ピンク、ミントがある。
約20年前に開発した素材をトレンドや客の要望に応えた形で復刻した。会場では、レディスブランドを中心に高評価だった。古橋佳織理社長は「物価高騰の波を受け、業界はますます厳しい状況だが、それにとらわれず、質の高い天然素材の織物を提案するのが自社の使命」と語る。
4位 クロスジャパン「フリンジフラワー」
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