ユナイテッドアローズは、EC主力で販売するカジュアルブランド「シテン」の22年春夏物の発売に合わせ、実店舗で期間限定店を実施する。実際に商品に触れられる期間限定店は昨秋も実施したが、今春は規模を拡大し、主要都市の「ユナイテッドアローズ」「ビューティ&ユース」「グリーンレーベルリラクシング」の30店と東京・下北沢の商業施設「リロード」で開催する。店頭に並ぶアイテムも前回より増やす。
(柏木均之)
シテンは、ユナイテッドアローズの既存業態でカバーできていない20代半ば~30代前半の客層向けにスタートした。価格はグリーンレーベルリラクシングより3割程度低く設定している。
22年春夏はスウェットシャツ、ニット、アクセサリーなどの定番商品を軸にシンプルなデザインに色や柄で遊んだ商品が中心で、21年秋冬に好調だったユニセックス商品の品番を増やす。
アドバイザーを務める東京・原宿のビンテージショップ「ベルベルジン」ディレクターの藤原裕氏が、デニムに加え、スウェットシャツの企画にも参加し、藤原氏が所有する古着コレクションから着想したデザインやサイズ感のアイテムも出す。
期間限定店は2月から4月にかけて、主力3業態の全国の店舗で開催し、試着や実際に見たいとの要望の多かったボトムやシューズ、アクセサリーの陳列を増やす。3月19~21日に下北沢のリロードに出す限定店ではフルラインの商品を見せる。