英国大使館、英国総領事のビジネス・通商部とPR会社のCPRトーキョーは、合同展示会を開催した。200年以上続く伝統的なブランドや、日本での販路拡大を目指す創業10年ほどのブランドなど英国の9ブランドが参加した。
(坂入純平)
「スウェイン・ロンドン」は、バッグやハット、傘などを販売する創立250年を超える老舗ブランド。映画の小道具として制作したものと同型のアイテムも販売する。『007/危機一髪』でジェームズ・ボンドが使用したアタッシェケース、『インディー・ジョーンズ』で使用されたハット、『キングスマン』に登場した傘などは、映画好きから支持がある。現在はロンドンに2店、日本ではヴァルカナイズ・ロンドン各店舗で販売している。
「サビーナ・サベージ」は、デザイナーの精巧な手描きのイラストをデジタルプリントしたスカーフや服を揃えた。デザイナーのサビーナさんは、パリでオートクチュールを学び、「アレキサンダー・マックイーン」でプリントデザイナーを務めた後、14年にブランドを立ち上げた。プリントや服の製作はイギリスで行う。
23年秋冬は、チベットの自然や芸術、文化に着想を得て製作した。馬がメインモチーフのイラストをプリントしたシルクツイルのキルティングコートは、表と裏が同柄の色違いになっており、リバーシブルで着用できる。英国の小売価格で1250ポンド。自社ECサイトで販売しているほか、ロンドンのフォートナム&メイソンなどにも卸している。阪急うめだ本店の英国フェアに参加した。日本でも販路拡大を目指している。