企業向け販促グッズやバッグのOEM(相手先ブランドによる生産)のユニファースト(東京、橋本敦社長)は、事業活動で発生した廃棄物や使い古しなどの資源を再活用する「いきかえるプロジェクト」を立ち上げた。
米袋をバッグに、コーヒー豆の麻袋をペットボトルホルダーに、作業着をぬいぐるみになど、これまで捨てていたものを材料に新しい製品を生み出す。ユニファーストでは、企業ごとに異なる材料や要望に合わせて、アップサイクルのアイデア提案から生産までワンストップで提供する。
同社は81年に設立。バッグやアパレルなどを主力に企業向けの販促用グッズやスポーツブランドのOEMなどを手掛け、これまで4万種類を超える商品を作ってきた。エコバッグとスポーツ応援用のビブス(ゼッケン)を兼ねた「着られるエコバッグ」は、大手企業のボランティア活動用や野球チームの公式応援グッズとして採用されている。
毎年平均10%増収ペースで推移し、20年12月期の売上高は33億円。今期もマスクやエコバッグなどの販売が伸び、同水準の増収を計画している。