引き続きショート丈のブルゾンを推す店も残るが、多くの店はシャツを軸にしたコーディネートで売り上げを取っていく構えだ。Tシャツの上にオンブレチェックなどオーセンティックな柄のシャツをゆったり羽織るのが気分。中旬以降、気温がさらに上がることを見越して、リネン調やリネン混のシャツを繰り出し、ボトムもゆったりしたイージーパンツを組み合わせる提案に切り替える考えの店もある。外出機会の拡大に伴い、需要の根強い合繊のセットアップは、休日の外出着として訴求する店も増えている。合わせるインナーは、Tシャツのほか、半袖やメッシュのニットトップもある。パンツはバギータイプに加え、極太ストレートが今季の主流シルエット。早い層は細すぎず、太すぎないシルエットを選ぶようになっている。足元は依然としてスニーカーの勢いが強いが、人気のブランドやデザインのテイストには分散化傾向が見られる。「ゴアテックス」を仕込んだ「クラークス」のデザートブーツやワラビーは一時の人気が峠を越えた感があり、シンプルなレザーシューズを選ぶ客も徐々に増えているようだ。(価格は税込み)
専門店メンズ4月の売り場観測 シャツを羽織ってシンプルに
2023/04/10 13:00 更新会員限定
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