セールは6月末から短期集中型でスタートしたが、プロパー販売が伸びた。秋色夏素材の端境期商品やプレ秋企画、ブランドの特性を踏まえてマークダウンしないアイテムが売り上げを伸ばした。5~6月に夏物のプロパー消化が順調で、セール期に在庫が不足気味となった影響もあり、売り上げ構成比は7月末までにプロパーがセールを逆転した。プロパーの売り上げ増で、差益率の改善につながる見通しだ。「セール、プロパーを問わず、今すぐに着られる」という商品に集中した。(価格は税込み)
西武池袋本店
ブラウスとパンツのセット
売り上げはセール、プロパーともに前年比10%増だった。カットソートップやブラウスが20%増、パンツが40%増となった。ブラウスは袖、肩にレース、フリルの装飾を配して「1枚で着られて、きれいなスタイルが良い」という。パンツはクロップト丈のセミワイドなシルエットが売れた。秋色夏素材のブラウスとパンツのセットアップなどオン、オフの着回しができるスタイルが良く、セット買いが主流だった。売り上げ構成比は7月末でセール3割、プロパー7割の比率となった。8月はコートの受注会をはじめ、仕掛けを早める。冬の外出機会の増加を見越して、カシミヤなど上質な素材で、丈のバリエーションで需要を掘り起こす。