《アジアのハブへ・ベトナムの現在地④》現地素材開発に力を注ぐ

2023/06/28 11:30 更新有料会員限定


ファッション衣料から人工皮革「コードレ」の産業資材用途まで幅広い商材を扱う、帝人フロンティアベトナムのオフィス

 ベトナムのアパレル生産が日本で注目されている。良質な生産が可能な〝手の良い〟縫製レベルや納期の順守、日本向けでは短納期が可能となる〝船足が近い〟地理的な優位性もある。RCEP(地域的な包括的経済連携)による関税コスト軽減も今後更に効いてくる。ベトナム現地の日系商社の動きが活発だ。

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日本市場から熱視線

 ヤギベトナムは、企業向けユニフォームの販売が新規で拡大し、業績をけん引している。大手ファストファッション向けのストレッチデニムで使用する綿糸販売も好調に推移した。これらを要因に今年1~3月の売上高が前年同期比30%増、1~6月も14%増で推移している。

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