東京・渋谷の大型複合施設、渋谷スクランブルスクエアは地元の事業者やクリエイターと連携したイベントを強化している。31年度に予定する第2期開業を見据えた施策だ。第2期では屋内外の広場やイベントスペースが拡大する。「地域とのつながりを今から強め、ネットワークを広げることで、2期でできる広場などでの施策に生かしていきたい」と二宮道彦商業・展望Dept総支配人は狙いを話す。連携している事業者やクリエイターには「最終目標は2期と伝えている」という。
31年度はまだ先のように感じるが、5年はあっという間に経つ。「今のうちから準備を進めなければならない」と二宮総支配人は強調する。「顧客の情報をより正確に把握し、2期のMDに反映させる」狙いで、アプリを刷新して新たなCRM(顧客情報管理)施策も始める。
SCの売り上げは全体として25年度も順調で、同施設を含め過去最高売り上げを更新した施設が多い。ただし、先行きは不透明な要素も多く、地域によっては競合激化が予想される。業績が良い今こそ、将来を見据えた布石を打つことが必要だ。
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