この大型連休で色々な所へ旅行に行った人も多いだろう。新緑の美しい季節だけに、国内各地で土地の魅力を堪能できる。
旅行の楽しみ方は様々だが、その一つに各地の名産品との出合いが挙げられる。土地に根付いた民芸品や手仕事の名品を手にして、心ときめくことは多い。地域ならではの伝統料理の魅力にどっぷりとはまることも楽しい。かくいう自分も、この連休は広島と福岡で料理を楽しんだ。都市の持つ景観にも感銘を受ける。なぜか、川のある都市に独特の情緒を感じることがある。広島しかり福岡しかり。京都や金沢も河川と街並みの調和が魅力だ。
改めて旅というのは、そんなローカルな魅力を感じるものなのだと実感する。今回の福岡でちょっと残念だったのは、かつて地元のファッション専門店が軒を連ねていた大名エリアが変貌(へんぼう)してしまったこと。東京資本や海外資本の店が進出し、地元の専門店は周辺へと移っていた。その街に住む人にとって、東京や海外の有名ブランドがあるのは便利なのだろう。しかし、地元の個店がそれぞれの魅力を発信していた、かつての街並みを知る自分には寂しく思えた。
グローバリゼーションでビジネスが進む中で、ローカルな魅力は失われていないだろうか。ローカルであることは、地域の経済と文化にとって重要だと改めて考える旅となった。
