海老名駅前のビナウォーク 地域共生と改装の成果で売り上げ回復

2023/06/14 06:30 更新有料会員限定


ビナフロント2階はMDを「食とデイリー」に刷新し好調

 小田急SCディベロップメントが小田急線海老名駅東口前で運営するSC、ビナウォーク(神奈川県海老名市)は地域共生企画を軸にした販促に加え、駅近接の施設「ビナフロント」の大型改装の成果で、足元商圏客の需要が拡大し売り上げが順調だ。23年3月期の専門店ゾーンの売上高(マルイファミリー海老名を除く)は154億円(前期比12.5%増)、19年度比はコロナ禍の影響で複数の飲食店が退店したため12.7%減だったが、この要因を除く既存店では「コロナ禍前に戻りつつある」(石田裕司海老名営業室支配人)。今期は4、5月とも前年超えで、予算も上回った。今期は売上高157億円、19年度比で10%減(既存店6%減)を計画する。

(有井学)

 前期は生活雑貨「スタンダードプロダクツ」(店舗面積約485平方メートル)を昨年9月に導入し、「月商1000万円ペースで、計画通りに推移」している。加えて映画館が、ヒット作品が多く好調で、飲食店に集客効果が波及、コロナ禍で利用が減少していた美容室やマッサージ店などが回復した。「ABCマート」「ムラサキスポーツ」やスポーツ専門店「ギャラリー2」も学生などの需要をつかみ、売り上げを伸ばした。

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